防衛省は南西諸島の防衛を強化するとして16日、石垣島に陸上自衛隊の対艦ミサイルや対空ミサイルを装備する部隊が所属する石垣駐屯地を開設しました。
18日は対艦ミサイルと対空ミサイルなど弾薬の搬入が行われ、午前6時半ごろ、石垣港に海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」が入港しました。
このあとミサイルなどが入ったコンテナを積み、火薬などを運んでいることを示す赤色で「火」と書かれた標識を付けたトラックが輸送艦から港に移動しました。
陸自 石垣駐屯地に対艦ミサイルなど搬入 住民が抗議活動 沖縄
沖縄県の石垣島に新たに開設された陸上自衛隊石垣駐屯地に18日、対艦ミサイルなどが搬入され、住民グループなどが抗議活動を行いました。


港の出入り口には自衛隊の配備に反対する住民グループなどが集まり、ゲートを塞いで「ミサイルを持ち込むな」と声を上げて抗議活動を行っていました。
午前9時半ごろになると警察官が住民グループを移動させ、弾薬を積んだトラック18台は警察のパトカーが先導する中、島の繁華街を抜けて石垣駐屯地に向かいました。
車列は駐屯地の入り口でも住民の抗議を受けながら中に入って行きました。
午前9時半ごろになると警察官が住民グループを移動させ、弾薬を積んだトラック18台は警察のパトカーが先導する中、島の繁華街を抜けて石垣駐屯地に向かいました。
車列は駐屯地の入り口でも住民の抗議を受けながら中に入って行きました。
住民の女性「ここが標的になるのでは」
抗議活動に参加した石垣市に住む70代の女性は「私の父は旧日本海軍の兵士で、戦後、2度と戦争はしてはいけないと常々、言っていました。ここが標的になるのではないかと思うと、とても怖い。弾薬を持ち帰ってほしいです」と話していました。