パリ 日本の伝統文化やポップカルチャーなど紹介するイベント

フランス・パリの美術館で、日本の伝統文化やポップカルチャーなどに親しんでもらうイベントが開かれ、フランスの柔道の金メダリストも登壇し、会場を盛り上げました。

アジアの美術品を多く収蔵する、パリのケ・ブランリー美術館では着物の特別展が行われていて、江戸時代から現代にいたる200ほどの着物が展示され、衣服やファッションとしての変遷を紹介しています。
美術館では17日夜、特別展にあわせて日本の文化に親しんでもらうイベントが開催され、展示が無料で開放されたほか、和太鼓の演奏や、アニメのキャラクターのコスプレショーなどが行われ、多くの人でにぎわっていました。
また会場には、オリンピックの柔道100キロ超級で金メダルを2度獲得したテディ・リネール選手が登壇し、柔道との出会いや、日本を旅行した際のエピソードなどを紹介していました。

また、おととしの東京オリンピックの混合団体で、フランスが日本を破って優勝したことについて触れ、「日本はきっと雪辱を期しにやってくるだろう」と話し、来年開催されるパリ大会への意気込みを話していました。

リネール選手は取材に応じ、「私は柔道を通じて日本の文化に興味を持った。日本は私の一部になっていて、行くたびに発見がある」と話していました。