幕内後半の審判長を務めた粂川親方は大関 貴景勝が敗れたことを受けて今場所めざしていた「綱とり」については「まだ優勝しないとも限らないが、厳しいと言えば厳しい。もう負けられない状況。今後を見守りたい」と話していました。
そのうえで6日目の取組については「立ち合いはよかったけど、足のせいもあるのか押しきれていない。本人しかわからないが、ひざの影響はあると思う」と話していました。

大相撲 春場所6日目 大関 貴景勝は御嶽海に敗れ3敗目
大相撲春場所は6日目です。「綱とり」を目指す大関 貴景勝は、御嶽海に敗れて、3敗目を喫しました。
中入り後の勝敗です。
▽王鵬に水戸龍は、水戸龍が「押し出し」
▽武将山に十両の湘南乃海は、湘南乃海が「寄り切り」
▽北青鵬に大翔鵬は、大翔鵬が「寄り切り」
▽琴恵光に金峰山は、琴恵光が「すくい投げ」
▽宝富士に剣翔は、剣翔が「押し出し」
▽千代翔馬に東龍は、千代翔馬が「はたき込み」で勝ちました。
▽輝に妙義龍は、妙義龍が「突き落とし」
▽錦富士に碧山は、碧山が「寄り切り」
錦富士は今場所初の黒星です。
▽平戸海に隆の勝は、平戸海が「上手投げ」
▽宇良に北勝富士は、北勝富士が「はたき込み」で勝ちました。
▽高安に一山本は、高安が「下手投げ」で6戦全勝です。
▽翠富士に遠藤は、翠富士が「肩透かし」
翠富士も6連勝となりました。
▽明生に佐田の海は、明生が「押し出し」
▽琴勝峰に阿炎は、阿炎が「はたき込み」で勝ちました。
▽正代に玉鷲は、正代が「突き落とし」
▽翔猿に若元春は、若元春が「はたき込み」
▽琴ノ若に大栄翔は、大栄翔が「突き落とし」で6連勝としました。
▽豊昇龍に阿武咲は、豊昇龍が「はたき込み」
▽竜電に若隆景は、若隆景が「寄り切り」で今場所初白星となりました。
▽錦木に霧馬山は、霧馬山が「外掛け」
▽大関 貴景勝に御嶽海は、御嶽海が「押し出し」で勝ちました。
綱とりを目指す貴景勝は3敗目を喫しました。
審判長 粂川親方「貴景勝はもう負けられない状況」
力士の談話
▽十両の落合は、美ノ海との1敗どうしの一番を制し「前さばきがうまい相手だったので、自分はどっしりと大きい相撲を取ろうと思った。あまり内容は覚えていないが、勝てたのでよかった」と振り返りました。17日から、兄弟子で新入幕の北青鵬の付け人を務めることになり「まだやったことがないので、ありがたいし、自分自身の勉強だと思っている」と話していました。
▽大関経験者で十両の朝乃山は、平成30年夏場所以来、5年ぶりの対戦となった千代丸に押し出しで勝ち「相手は土俵際の突き落としや逆転があるので、そのあたりをしっかり頭に入れながらいけたと思う。対戦は5年ぶりで合い口もよくなかったが、過去は過去のことなので、きょうは目の前の一番に集中した」と話していました。
▽十両の湘南乃海は、初めて幕内の土俵で相撲を取って5勝目を挙げ「左を差して前に攻められたのでよかった。一番一番集中して頑張ろうという気持ちだった」と充実した様子でした。
▽31歳の琴恵光は、新入幕の金峰山に勝って通算500勝とし「特に意識はしていなかったが今までやってきたことがしっかりつながっているのかな。あしたも先手をとって自分から攻める相撲を取っていきたい」と話していました。
▽剣翔は、連敗を「2」で止め「2で止められたのはよかった。あと9日間、全部勝つつもりで頑張りたい」と話していました。
▽碧山は、初めての対戦となった錦富士との一番を制し「土俵下とかテレビでしか見ていなかったが考えすぎないようにした。当たって前に出ることだけを考えてそれができてよかった」と話していました。
▽一方、敗れた錦富士は連勝が「5」で止まり「気にしないことは難しいがあしたに備えてしっかり切り替えて迎えたい」と悔しさをにじませました。
▽6連勝の高安は「ちゃんと作戦を立てて土俵の上でそれができている。あしたもしっかり考えていい相撲が取れるように準備したい」と落ち着いていました。
▽翠富士は、得意の肩すかしで勝って6連勝とし「決まると『おお、出た』と自分でも思う。立ち合いで勝てたのでそこから中に入って圧力をかけて肩すかしにいけた。いい相撲だったと思う」と満足げでした。同じ部屋で同期入門の錦富士の連勝が止まったことについて「2人で星の数が合うことが多いので、自分も負けそうだなと思ったけど、勝てて良かった。このまま連勝していきたい」と話していました。
▽若元春は、翔猿との小結どうしの一番を制し「低くくる相手なので、立ち合いで胸から起こすようにしっかり捕まえたかったけど、うまく逃げられて捕まえられなかった。それでも落ち着いて取れた」と話していました。
▽大栄翔は、琴ノ若との小結どうしの一番を制し、三役以上ではただ1人勝ちっぱなしとしましたが「しっかり自分の当たりをして突いていきたかったけど、相手の相撲になってしまった。もっと集中しないといけない。連勝できているとすべてがよくなるので、そこはプラスに考えて1日一番という気持ちでやっていきたい」と丁寧に話していました。
▽敗れた琴ノ若は「土俵際がもったいなかった。もう一歩足がしっかり出ていれば。悪くないのでしっかり切り替えて、またあしたから気持ちを作っていきたい」と話してました。
▽3敗目を喫した大関 貴景勝は取組後のリモートの取材には応じませんでした。
▽大関経験者で十両の朝乃山は、平成30年夏場所以来、5年ぶりの対戦となった千代丸に押し出しで勝ち「相手は土俵際の突き落としや逆転があるので、そのあたりをしっかり頭に入れながらいけたと思う。対戦は5年ぶりで合い口もよくなかったが、過去は過去のことなので、きょうは目の前の一番に集中した」と話していました。
▽十両の湘南乃海は、初めて幕内の土俵で相撲を取って5勝目を挙げ「左を差して前に攻められたのでよかった。一番一番集中して頑張ろうという気持ちだった」と充実した様子でした。
▽31歳の琴恵光は、新入幕の金峰山に勝って通算500勝とし「特に意識はしていなかったが今までやってきたことがしっかりつながっているのかな。あしたも先手をとって自分から攻める相撲を取っていきたい」と話していました。
▽剣翔は、連敗を「2」で止め「2で止められたのはよかった。あと9日間、全部勝つつもりで頑張りたい」と話していました。
▽碧山は、初めての対戦となった錦富士との一番を制し「土俵下とかテレビでしか見ていなかったが考えすぎないようにした。当たって前に出ることだけを考えてそれができてよかった」と話していました。
▽一方、敗れた錦富士は連勝が「5」で止まり「気にしないことは難しいがあしたに備えてしっかり切り替えて迎えたい」と悔しさをにじませました。
▽6連勝の高安は「ちゃんと作戦を立てて土俵の上でそれができている。あしたもしっかり考えていい相撲が取れるように準備したい」と落ち着いていました。
▽翠富士は、得意の肩すかしで勝って6連勝とし「決まると『おお、出た』と自分でも思う。立ち合いで勝てたのでそこから中に入って圧力をかけて肩すかしにいけた。いい相撲だったと思う」と満足げでした。同じ部屋で同期入門の錦富士の連勝が止まったことについて「2人で星の数が合うことが多いので、自分も負けそうだなと思ったけど、勝てて良かった。このまま連勝していきたい」と話していました。
▽若元春は、翔猿との小結どうしの一番を制し「低くくる相手なので、立ち合いで胸から起こすようにしっかり捕まえたかったけど、うまく逃げられて捕まえられなかった。それでも落ち着いて取れた」と話していました。
▽大栄翔は、琴ノ若との小結どうしの一番を制し、三役以上ではただ1人勝ちっぱなしとしましたが「しっかり自分の当たりをして突いていきたかったけど、相手の相撲になってしまった。もっと集中しないといけない。連勝できているとすべてがよくなるので、そこはプラスに考えて1日一番という気持ちでやっていきたい」と丁寧に話していました。
▽敗れた琴ノ若は「土俵際がもったいなかった。もう一歩足がしっかり出ていれば。悪くないのでしっかり切り替えて、またあしたから気持ちを作っていきたい」と話してました。
▽3敗目を喫した大関 貴景勝は取組後のリモートの取材には応じませんでした。