株価 値上がり 米銀行への救済措置発表で
17日の東京株式市場は、経営への懸念が高まっていたアメリカの銀行に対する救済措置が発表され、先行きへの懸念がいくぶん和らいだことで幅広い銘柄に買い注文が広がり、株価は値上がりしました。
▽日経平均株価の終値は16日より323円18銭高い2万7333円79銭。
▽東証株価指数=トピックスは、22.32上がって1959.42。
▽一日の出来高は16億4105万株でした。
17日の東京株式市場、世界的な金融市場の動揺がいくぶん和らぎ、株価は値上がりしました。
ただ、このところ大きく下落していた銀行株の中には一段と値下がりした銘柄もあり、金融環境への懸念が払しょくされたわけではありません。
来週にはFRBの金融政策を決める会合が開かれます。債券価格の下落につながる利上げは、アメリカのシリコンバレーバンクの経営破綻の要因の1つとも指摘され、銀行の財務状況に影響を与えます。
一方で、依然として高い水準のインフレを抑えるためには、利上げが必要とされるだけにFRBが利上げを継続するか、いったん止めるかに市場関係者の関心が集まっています。