【動画】高さ約10m “巨大こけし”が化粧直し 仙台
仙台市青葉区にある公園でシンボルとなっている、高さおよそ10メートルの「こけし塔」を40年ぶりに塗り替える化粧直しの作業が行われています。
仙台市青葉区西公園にある「こけし塔」は、仙台市西部で採掘された「秋保石(あきういし)」の台座と金属製のこけしでできていて、台座を含めた高さはおよそ10メートルになります。
こけしは菊の花と葉をモチーフにした「透かし彫り」が特徴で、60年余り前の1961年に設置されて以来、公園のシンボルとして親しまれています。
ただ、今の塗装は1983年に行ったままで、劣化が著しくなってきたことから、40年ぶりに塗り替えて化粧直しをすることになりました。
はじめにブラシで汚れやほこりを落としたあと、塗料を塗り、ファンデーションのように下地を作りました。
そして17日は、高所作業車も使いながら担当者が手作業で重ね塗りをして、こけしの顔を整えていきました。
40年ぶりのこけしの化粧直しはきょうで終わる見込みだということです。
仙台市青葉区役所公園課の庄司明浩 係長は「『色があせている』という指摘も市民の方からあったので、ようやくきれいになってほっとしています。観光のシンボルとしてこれからも定着してほしい」と話していました。