今月1日、戸田市の中学校で男子高校生が教室に侵入し、制止した男性教員をナイフで切りつけたとして逮捕されました。
これを受けて文部科学省は、防犯カメラや校門を施錠するオートロックのシステム、それに警察への通報装置を、公立や私立の小中学校などで整備できるよう、来年度から3年間支援を強化することを決め、17日、全国の教育委員会などに通知しました。
具体的には、これらを整備する際の国の補助率を3分の1から2分の1に引き上げるとともに、小規模の整備でも補助を受けられるように対象を拡充するということです。
また通知では、教育委員会などに対し、高校も含めた各学校の不審者の侵入対策が十分かどうか、「危機管理マニュアル」を改めて点検するように求めています。

学校侵入への対策 文科省が支援強化 防犯設備の補助率引き上げ
埼玉県戸田市の中学校で教員が侵入した高校生に切りつけられた事件を受け、文部科学省は、防犯カメラや校門を施錠するオートロックのシステムなどを学校で整備できるよう、来年度から補助率を引き上げるなど支援を強化することを決めました。
