
日韓首脳会談 “日韓関係の正常化へ大きな一歩” 松野官房長官
16日に行われた日韓首脳会談について、松野官房長官は、日韓関係の正常化に向けて大きな一歩になったと評価したうえで、首脳間の合意を踏まえ、関係の発展に取り組んでいく考えを示しました。
16日に行われた岸田総理大臣と韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の首脳会談では、10年以上途絶えている首脳間の相互訪問「シャトル外交」を再開させることをはじめ、外務・防衛当局による「日韓安全保障対話」を再開させることや、経済安全保障に関する対話の枠組みを創設することなどで合意しました。
松野官房長官は、閣議のあとの記者会見で、「今回のユン大統領の訪日と日韓首脳会談は、日韓関係の正常化にとって大きな一歩と受け止めている」と述べました。
そのうえで、「両国がともにひ益するような協力を進めるべく、政治、経済、文化など多岐にわたる分野で政府間の意思疎通を活性化していく。国交正常化以来の友好協力関係の基盤に基づき、日韓関係をさらに発展させていく考えだ」と述べ、首脳間の合意を踏まえ、両国関係の発展に取り組んでいく考えを示しました。