
日銀の副総裁人事 氷見野氏と内田氏の任命を閣議決定
政府は17日の閣議で、日銀の新たな副総裁に、前金融庁長官の氷見野良三氏と日銀理事の内田眞一氏を、今月20日付けで任命する人事を決定しました。
政府は、日銀の新たな総裁に元日銀審議委員で経済学者の植田和男氏を起用するとともに副総裁に、前金融庁長官の氷見野良三氏と日銀理事の内田眞一氏を充てる人事案を国会に提示し、先週、衆参両院の本会議で、いずれも賛成多数で同意されました。
このうち、19日に任期が切れる副総裁の人事について、政府は17日の閣議で氷見野氏と内田氏を翌日の20日付けで任命することを決定しました。
一方、植田氏については、今の黒田総裁の任期が来月8日までとなっていることから、翌9日付けでの任命を近く決定することにしています。

松野官房長官は、閣議のあとの記者会見で「日銀には引き続き、政府との連携のもと、経済、物価、金融情勢を踏まえつつ、適切な金融政策運営を行うことを期待している。両副総裁には、それぞれの特性を生かしつつ1つのチームとして高い総合力を発揮してもらいたい」と述べました。