尖閣沖 中国海警局の船が一時領海侵入 海保が警告と監視続ける

沖縄県の尖閣諸島の沖合で16日、中国海警局の船4隻が日本の領海に侵入しましたが、およそ17時間後の午後11時半すぎまでにいずれも領海を出ました。海上保安本部は再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。

第11管区海上保安本部によりますと、日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行していた中国海警局の船4隻が、16日午前6時40分ごろから午前7時前にかけて南小島と魚釣島の沖合で日本の漁船2隻の動きにあわせるように相次いで領海に侵入しました。

4隻は漁船の動きにあわせるようにおよそ17時間にわたって日本の領海内を航行したあと、午後11時半過ぎまでにいずれも領海を出ました。

海上保安本部は再び領海に入らないよう警告と監視続けています。

ことし、尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が日本の領海に侵入するのが確認されたのは15日以来8件目です。