長年、白鳥を観察している「猪苗代湖の自然を守る会」の鬼多見賢さんは「ことしは1週間ほど早く北帰行が始まりました。飛び立った白鳥がまた子どもを連れて元気に帰ってこいよ、と送り出している感じですね」と話していました。
猪苗代湖の白鳥の北帰行は3月いっぱい見られ、白鳥の姿がなくなると会津地方では春の農作業が本格化します。

白鳥の「北帰行」始まる 福島 猪苗代湖
白鳥の飛来地として知られる福島県の猪苗代湖では、冬を越した白鳥が繁殖地の北極圏などへ飛び立つ「北帰行」が始まっています。
県内有数の白鳥の飛来地として知られる猪苗代湖では、この冬も3000羽を超える白鳥が冬を越しました。
16日の朝はまだ冷え込みが残る湖面で水面で羽を広げて羽づくろいをしたあと、太陽が昇ると10羽ほどの群れになって、次々と飛び立っていきました。
