大相撲 春場所5日目 大関 貴景勝は竜電に勝って3勝2敗

大相撲春場所は5日目。「綱とり」を目指す大関 貴景勝は、平幕の竜電に勝って連敗はせず、3勝2敗としました。

中入り後の勝敗です。

▽新入幕の北青鵬に十両の逸ノ城は、逸ノ城が「寄り切り」で勝ちました。

▽水戸龍に新入幕の武将山は、水戸龍が「上手投げ」で勝って初白星を挙げました。

▽新入幕の金峰山に剣翔は、金峰山が「寄り切り」

▽千代翔馬に琴恵光は、琴恵光が「すくい投げ」

▽大翔鵬に王鵬は、王鵬が「引き落とし」

▽宝富士に隆の勝は、隆の勝が「押し出し」

▽東龍に輝は、輝が「押し出し」

▽錦富士に平戸海は、錦富士が「上手投げ」で勝って初日から5連勝としました。

▽碧山に妙義龍は、碧山が「押し倒し」

▽宇良に高安は、高安が「突き落とし」で勝って5連勝です。

▽北勝富士に一山本は、北勝富士が「押し出し」で勝って初白星を挙げました。

▽佐田の海に翠富士は、翠富士が「寄り切り」で勝って5連勝としました。

▽琴勝峰に遠藤は、遠藤が「突き落とし」

▽阿炎に明生は、阿炎が「押し出し」

▽大栄翔に正代は、大栄翔が「押し出し」で勝って、三役以上でただ1人初日から5連勝としました。

▽翔猿に琴ノ若は、琴ノ若が「押し出し」

▽若元春に玉鷲は、若元春が「はたき込み」

▽若隆景に御嶽海は、若隆景に「つきひざ」があって御嶽海が勝ちました。
若隆景は5連敗です。

▽霧馬山に阿武咲は、阿武咲が「突き落とし」

▽錦木に豊昇龍は、錦木が「小手投げ」
錦木は今場所初白星です。

▽竜電に大関 貴景勝は、貴景勝が「押し出し」で勝って、序盤5日間を3勝2敗としました。

力士の談話

▽身長1メートル91センチの十両の逸ノ城は、身長2メートル4センチの新入幕、北青鵬に勝ち「自分より背が大きい人とやることがなかなかない。すごく大きかった。お互い右四つなので組んでからじっくり行こうと思っていた」と振り返りました。

▽序盤戦を4勝1敗で終えた新入幕の金峰山は、幕内の土俵について「相手は速いし技もうまい。そんなに自信はないがここから頑張りたい」と話していました。

▽2日目から4連勝の琴恵光は「ちょっと攻め込まれたが最後まで落ち着いて取ることができた。うまく反応できてよかった」と振り返りました。

▽初日から5連勝の錦富士は「結果はこだわっているが、そればかりだと自分の相撲が取れない。その先に結果がある」と気を引き締めていました。

▽同じく5連勝の高安は序盤戦を振り返り「体がよく前に出るし前向きな相撲が多かったので、あすからもいいモチベーションで取り組める」と話していました。

▽初白星の北勝富士は「気分は上がらず、自問自答というか考えることが多くなってしまっていた。自分らしい相撲で初日が出て本当によかった」と胸をなで下ろしました。

▽初日から5連勝の翠富士は「今のところいい感じだ」と述べたうえで「場所前に少しだけいつもより多く稽古をしたが、何でだろうな」と不思議がっていました。

▽小結 大栄翔は三役以上でただ1人の5連勝で「勝ち星が並んでいるので余裕を持って取れている。思い切って自分の相撲を取れば勝つ自信はある」と手応えを感じていました。

▽琴ノ若は高校の先輩である翔猿との小結対決を制して4勝1敗で序盤戦を終え、「がまんして相撲を取れた。攻める姿勢が大事だと思い、それが出せた」と振り返りました。

▽小結 若元春は、はたき込みで勝って連敗を2で止めましたが「まわしを引いての相撲が自分の相撲なので自分の相撲は取れておらずよくない」と納得はしていませんでした。

▽阿武咲は新関脇の霧馬山を破って序盤戦を4勝1敗で終え「つかまらないように相手に圧力をかけようと思った。しっかり集中してやるだけ」と話していました。

▽関脇 若隆景の「つきひざ」で2勝目を挙げた御嶽海は「きょうは救われた。土俵の神様に見放されてなくてよかった」とほっとしていました。

▽錦木は関脇 豊昇龍を破って初白星を挙げ「とりあえず一番勝ててうれしいが、これから白星を重ねられるかだ。とりあえず前半頑張って、後半はもっと勝てるように頑張る」と意気込みを示しました。

▽3勝目を挙げた大関 貴景勝は取組後の取材に応じませんでした。