サッカー男子 U-22日本代表 欧州遠征 強化試合のメンバー発表

サッカー男子で、来年のパリオリンピックを目指す22歳以下の日本代表が今月下旬に戦うドイツ、ベルギーとの強化試合のメンバー23人が発表され、J1、柏レイソルで好調なフォワード、細谷真大選手などが選ばれました。

来年夏のパリオリンピックを見据えて強化を進めている22歳以下の日本代表は、今月下旬にヨーロッパに遠征し、24日にドイツ、27日にベルギーと、それぞれ強化試合を行います。

日本サッカー協会は16日、この2試合に臨むメンバーを発表し、J1、柏レイソルで今シーズン、公式戦5試合で3得点を挙げているフォワードの細谷真大選手や、フランス1部リーグ、ストラスブールでプレーする鈴木唯人選手など23人が選ばれました。

日本は、来年初めに行われる予定の23歳以下のアジアカップで、3位以内に与えられるパリオリンピックの出場権獲得を目指します。

大岩剛監督は「パリオリンピックでは、今まで日本が届かなかった決勝に進み、いちばんきれいなメダルを取ろうと選手に言い続けている。今回の強化試合は経験を積みに行くのではなく、しっかりと勝ちきることにフォーカスしたい。勝つことによって自分たちのやっていることに確信を持つことができ、より強いチームになっていく」と話しました。

W杯教訓に試合後にPK戦も

22歳以下の日本代表の今月下旬の強化試合のうち、ベルギー戦では試合終了後にPK=ペナルティーキック戦が行われる予定です。

日本サッカー協会は、ワールドカップカタール大会の決勝トーナメントでPK戦で敗れたことを踏まえ、年代別の強化試合で可能なかぎりPK戦を実施したいとしていて、調整の結果、今月27日に行われるベルギー戦では相手の合意が得られたため実施する方針だということです。

大岩監督は「相手チームにもヨーロッパ選手権という目標があって、お互いの要望が一致した。本番の緊張感を100%再現することはできないが、やるのとやらないのとでは経験値として差が出てくると思う。選手が自信を持って本番に臨めるようにしたい」と話していました。