「金」先物価格 3日連続で取り引き時間中の最高値更新

アメリカの銀行の相次ぐ経営破綻や、スイスの大手金融グループの経営悪化への懸念から比較的安全な資産とされる「金」の先物を買う動きが出て、大阪取引所で金の先物価格は、3日連続で取り引き時間中の最高値を更新しました。

大阪取引所で取り引きの中心となる「来年2月もの」の金の先物価格は、16日未明に一時、1グラムあたり8236円まで上昇し、前日の取り引き時間中につけた8225円を上回りました。

市場関係者は「アメリカの銀行の相次ぐ経営破綻に加えて、クレディ・スイスの経営悪化への懸念から金の先物が買われた。ただ、クレディ・スイスが中央銀行であるスイス国立銀行から巨額の資金を調達すると発表したことを受けて、金の先物を売る動きも出ている」と話しています。