
円相場 値上がり 米銀行経営破綻やスイス金融G経営悪化懸念で
16日の東京外国為替市場では、アメリカの銀行の相次ぐ経営破綻やスイスの大手金融グループの経営悪化への懸念から比較的安全な資産として円を買う動きが強まり、円相場は値上がりしました。
午後5時時点の円相場は、15日と比べて1円76銭、円高ドル安の1ドル=133円10銭から13銭でした。
ユーロに対しては、15日と比べて3円38銭、円高ユーロ安の1ユーロ=141円43銭から47銭でした。
ユーロは、ドルに対して1ユーロ=1.0625から26ドルでした。
市場関係者は「スイスの大手金融グループ、クレディ・スイスの経営悪化への懸念から比較的安全な資産として円を買う動きが強まった。投資家は信用不安がさらに広がらないか今後の金融当局の動きなどを注視している」と話しています。