「日韓知事会議」6年ぶりに今秋にも山梨県で対面形式で開催へ

日本と韓国の知事らが参加する「日韓知事会議」が、ことし秋にも山梨県で開催される方向で調整されていることが分かりました。
開催されれば6年ぶりで、16日に日韓首脳会談が行われる中、両国の地方自治体レベルの交流が活発化するか注目されます。

「日韓知事会議」は日韓両国の自治体どうしの交流を促進するため、全国知事会と韓国の広域自治体の長でつくる協議会との間で1999年から始まり、2年に1度、開催されてきました。

しかし、両国関係の冷え込みを背景に、その後、近年は新型コロナの感染拡大などが理由で、2017年を最後に開催されていませんでした。

関係者によりますと、開催の検討は水際措置の緩和などを踏まえて始まったということで、ことし11月初旬にも山梨県で、対面形式の会議で開催する方向で調整されているということです。

開催されれば2017年以来、6年ぶりの開催となります。

会議の具体的な議題や参加する自治体は今後、両者でさらに協議を進めていくということですが、関係者によりますと、観光や文化など幅広い分野の交流や少子高齢化など、共通の地域の課題に向けた連携強化を図りたいというねらいもあるということです。

16日、日韓首脳会談が行われる中、両国の地方自治体レベルの交流が活発化するか注目されます。