ブラジル ビザ免除取りやめへ “往来促進など方策検討”林外相

ブラジル政府は、日本人が観光目的などで入国する際、短期滞在ビザの取得を免除する措置を取りやめると発表しました。林外務大臣は、新型コロナが収束しつつある中、残念だとして、人の往来や経済活動を促進させるための方策を検討する考えを示しました。

外務省によりますと、ブラジル政府は日本時間の14日朝、日本人やアメリカ人などが観光や出張などの目的で入国する際、短期滞在ビザの取得を免除している措置について、ことし10月から取りやめると発表しました。

これについて、林外務大臣は記者会見で「相互主義の観点から取りやめると承知している。新型コロナの感染が収束しつつあり、観光客の増加やビジネス面での利便性向上など、両国間の交流の発展に寄与することが期待されていたが残念だ」と述べました。

そのうえで「引き続き、人的交流や経済交流の促進に向けて、ブラジル政府と協議を続けていきたい」と述べました。