【動画も】バイデン大統領が演説 相次ぐ銀行破綻 平静呼びかけ

アメリカの「シリコンバレーバンク」と「シグネチャーバンク」が経営破綻したことを受けてバイデン大統領は13日に演説を行い、国民や企業に対して平静を呼びかけました。

●演説の全編を動画でお伝えします(4分31秒)。
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バイデン大統領「預金していたすべての人々は安心していい」

バイデン大統領は日本時間の13日午後10時から演説を行い、この中で「銀行システムは安全だとアメリカ国民は自信をもっていい。銀行に預金しているすべての人々は安心すべきだ。預金は保護され、お金にいつでもアクセスできる」と述べました。

そのうえで「私たちは必要なことは何でもしていく」と述べ、平静を呼びかけました。

また、バイデン大統領は預金の全額を保護する今回の対応には税金は投入されずに銀行が支払っている保険の仕組みによって賄われるとして国民の負担はないと強調しました。

そして「こうした銀行破綻が起きにくくするために議会と金融機関の規制当局に銀行に対するルールを強化するよう要請していく」と述べました。

バイデン大統領としては、金融機関に対する信用不安が広がり、破綻の連鎖を招くような事態は防ぎたい考えで、大統領みずからがニューヨーク株式市場や銀行が開く週明けの朝に演説し国民や企業に平静を呼びかけることで、混乱が生じることを抑えたいねらいがあるとみられます。