
春闘 全日空 6000円のベースアップ回答 過去30年で最も高水準
全日空は、ことしの春闘で、過去30年で最も高い水準となる6000円のベースアップを実施すると労働組合に回答しました。
全日空は、13日に開かれた春闘の労使交渉で、基本給を一律に引き上げるベースアップを5年ぶりに実施すると回答しました。
ベースアップの金額は6000円で、過去30年で最も高い水準となっていて、定期昇給分と合わせると、平均で月額4.4%の賃上げになるとしています。
また、今回のベースアップの金額は、最も規模の大きい労働組合の要求に対して満額の回答となります。
航空業界では、日本航空も過去30年で最も高い水準のベースアップを実施すると労働組合に回答しています。
新型コロナの水際対策の緩和に伴って、旅客需要が急速に回復する中で、待遇の改善によって人材の確保につなげようという動きが相次いでいます。