マラソン主要大会としては、今シーズン最後となる名古屋ウィメンズマラソンは、ことし10月に開かれるパリオリンピックの代表選考レース、MGC=マラソングランドチャンピオンシップの出場権をかけて行われました。
レースは、序盤から大会連覇をねらうケニアのルース・チェプンゲティッチ選手が飛び出す展開となり、東京オリンピックマラソン代表の鈴木選手と前田選手などが第2集団でレースを進めました。
そして、31キロすぎに鈴木選手が、ロングスパートをかけて第2集団から抜け出すと、そのまま最後まで走り抜き、自己ベストを更新する2時間21分52秒のタイムでフィニッシュして、日本勢トップの2位に入りました。
また前田選手は粘りの走りで、こちらも自己ベストとなる2時間22分32秒のタイムで3位となり、日本陸上競技連盟が定めた条件を満たして、MGCの出場権を獲得しました。
今シーズン最後のマラソン主要大会は、おととしの東京オリンピックマラソン代表の2人が実力を示す結果となりました。
優勝は、序盤から飛び出したチェプンゲティッチ選手で、2時間18分8秒で大会連覇を果たしました。

名古屋ウィメンズマラソン 鈴木亜が日本勢トップ2位 前田は3位
パリオリンピックの代表選考レースの出場権をかけた名古屋ウィメンズマラソンが行われ、鈴木亜由子選手が2時間21分52秒のタイムで自己ベストを更新し、日本選手トップの2位でした。3位には前田穂南選手が入って、代表選考レースの出場権を獲得し、おととしの東京オリンピックマラソン代表の2人が実力を示す結果となりました。

鈴木「出しきることができた」
自己ベストのタイムで日本選手トップの2位に入った鈴木亜由子選手は、「前半動きがはまらず、きついところもあったが、ペースメーカーが外れて自分のペースで走ることができ、動きがよくなった。後半はペースを上げられて自信になった。目標の自己ベスト更新を目指し、出しきることができた」とレースを振り返っていました。
前田「MGCの出場権を獲得できて一安心」
3位に入った前田穂南選手は、自己ベストを更新したうえで、ことし10月に開催されるパリオリンピックの代表選考レース=MGCの出場権を獲得し、「出場権を獲得でき一安心だ。MGCでは、パリオリンピックにつながる走りをしていきたい。自己ベスト更新も狙っていたのですごくうれしい」と話していました。