それによりますと、会議では重要な軍事活動の方向と対策が討議され、朝鮮半島情勢について「アメリカと南の戦争挑発の動きが刻一刻と危険なラインに突き進んでいる」と分析されました。
そのうえで、「情勢に対処するため国の戦争抑止力をより効果的に行使するとともに威力的、攻勢的に活用するための重大な実践的措置が決定された」としています。
ただ、重大な措置の内容は明らかにしていません。
韓国の情報機関は今月7日、北朝鮮が今月から来月にかけて、核戦力を含めた大規模な軍事訓練を行うとともに、より素早い発射が可能な固体燃料式の新型ICBM=大陸間弾道ミサイルを初めて発射する可能性があるという見方を示しています。
アメリカと韓国は、13日から定例の合同軍事演習を行う予定で、今回の会議では両国への対抗措置を決定した可能性があり、北朝鮮によるさらなる軍事挑発も懸念されます。
北朝鮮「戦争抑止力を活用」と発表 米韓へ対抗措置決定か
北朝鮮は、軍事政策を決める会議を開催しアメリカと韓国に対処するため「国の戦争抑止力を攻勢的に活用する重大な措置を決定した」と発表しました。13日から定例の合同軍事演習を行う米韓両国への対抗措置を決定した可能性があり、さらなる軍事挑発も懸念されます。
北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、朝鮮労働党の中央軍事委員会の拡大会議が開かれて、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が出席した映像を12日、放送しました。
