裁判所でのマスク着用 あすから原則として個人の判断に

新型コロナウイルスの感染防止のため全国の裁判所で裁判の当事者や傍聴する人などに求められていたマスクの着用について、最高裁判所は政府の方針を受けて、13日から対応を見直し、原則として個人の判断に委ねることになりました。

全国の高等裁判所や地方裁判所などでは、感染防止のため当事者や傍聴する人など裁判所を訪れるすべての人にマスクの着用を求めていて、法廷でマスクをせずに継続してせきやくしゃみをしている人には退廷を促すなどの対応をとっています。

これについて、最高裁判所は政府の方針を受けて対応を見直し、13日からはマスクの着用は原則として個人の判断に委ねる考え方を全国の裁判所に通知しました。

一方、換気の徹底や手洗い、いわゆる「3密」を避けるなどの基本的な感染防止対策は重要だとして、これまでどおり実施することにしています。

全国の裁判所では、感染拡大が始まった当初は法廷の傍聴席も座れる席を減らして間隔を空ける対応を取っていましたが、去年6月までにすべての席が使えるようになっています。