【動画】06:00ごろ 岩手 宮古 地震と津波想定の避難訓練
東日本大震災から12年となる11日、岩手県宮古市では早朝から市民を対象に地震と津波を想定した避難訓練が行われました。
岩手県宮古市の田老地区では、午前6時から北海道日高沖の日本海溝付近を震源とする震度6強の地震が発生し、太平洋沿岸で大津波警報が発表されたという想定で避難訓練が行われました。大津波警報を伝える防災無線が放送されると、自宅を出た人たちが近くの高台へと避難を始めました。ことしは港からの車による訓練も実施され、田老地区の漁業関係者などが車に乗って高台に向かって避難していました。
宮古市危機管理課の芳賀直樹 危機管理監は「みなさんには毎年、訓練に参加してもらい感謝しています。今後も防災意識を高めるため訓練を続けたい」と話していました。
訓練に参加した83歳の女性は「年々、年を取って高台に避難するのが苦労していますが、命を守るためにもがんばって参加していきたい」と話していました。