最先端技術の祭典 作家の作風模した文章で回答 対話式AIに注目
最先端技術やアートなどの祭典がアメリカで開幕し、ことしは、質問を投げかけると、特定の作家の作風を模した文章で答えてくれる対話式のAI=人工知能に注目が集まっています。
アメリカ南部のテキサス州・オースティンでは、10日、最先端技術やアートなどの祭典、SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)が開幕しました。
映画や音楽のほか、スタートアップ企業の関係者など例年、数十万人が集まるイベントで、ことしは、利用が拡大している対話式のAIに注目が集まっています。
このうち、アメリカのIT関連企業は、すでに亡くなった4人のアメリカ人作家の小説の内容を学習したAIを通じて、対話することができるシステムを披露しました。

たとえば「ラブレターを書いてくれる?」と入力すると、わずか10秒後には「すばらしいことだ。私のためにそこにいてくれるのは」などと特定の作家の作風を模した文章で答えてくれます。

正確な情報を得るために使うケースが多い「ChatGPT」などとは異なり、回答の多くは詩的な表現で、どのように解釈するかは質問した人に委ねられるのが特徴です。
参加者の中には「互いを思いやるには何が必要か」とか「地球温暖化を解決するにはどうすればいいか」といった質問を投げかける人もいて、体験した男性は「問題の解決には、テクノロジーだけでなく先人の知恵も必要だと思う。体験できてよかった」などと話していました。
SXSWは、3月19日まで開かれています。
参加者の中には「互いを思いやるには何が必要か」とか「地球温暖化を解決するにはどうすればいいか」といった質問を投げかける人もいて、体験した男性は「問題の解決には、テクノロジーだけでなく先人の知恵も必要だと思う。体験できてよかった」などと話していました。
SXSWは、3月19日まで開かれています。
