「北朝鮮が短距離弾道ミサイル数発同時発射か」韓国軍

韓国軍の合同参謀本部の発表によりますと、北朝鮮は、9日午後6時20分ごろ、西部のナンポ（南浦）付近から朝鮮半島西側の黄海に向けて短距離弾道ミサイルを発射したということです。

数発が同時発射された可能性があるとしています。

ことしに入ってからのミサイル発射は、北朝鮮が先月23日に発射したと発表した戦略巡航ミサイルを含めると、これで5回目です。

韓国軍が発表したのは、発射からおよそ1時間半後で、韓国の通信社、連合ニュースは、ミサイルの飛行を探知した時間が非常に短かったため、分析に時間がかかったと伝えています。

アメリカ軍と韓国軍は、朝鮮半島有事を想定した定例の合同軍事演習を来週13日から行う予定で、北朝鮮は7日、キム・ジョンウン（金正恩）総書記の妹のキム・ヨジョン（金与正）氏の談話で「いつでも適切かつ迅速に、圧倒的な行動をとれる態勢を維持している」とけん制していました。

韓国軍は北朝鮮軍が冬季訓練を行っているとしていて、韓国では、今回の発射について米韓合同軍事演習への反発ではないかという見方が出ています。