児童ポルノ作成など 去年2053人警察に検挙 10代が4割 作成にも

去年、児童ポルノを作成したなどとして全国の警察に検挙された人は2000人余りで、このうち10代が最も多く4割以上を占めることが、警察庁のまとめで分かりました。警察庁はスマートフォンやSNSの普及を背景に、高校生などが児童ポルノの作成者になっている実態があるとして、注意を呼びかけています。

警察庁によりますと、去年、児童ポルノを作成したり所持したりしたとして、全国の警察が検挙した人は2053人で、おととしよりも64人増えました。

このうち10代が905人と最も多く、全体の44%余りを占めていて、10年前の22.7%のおよそ2倍になっています。

10代のうち、高校生が542人と半数以上を占め、中学生が215人でした。

スマートフォンやSNSの普及を背景に、自身の裸の写真を送ったり、ネット上にアップロードしたりして、検挙されるケースが増えているということです。

警察庁は、高校生などが児童ポルノの作成者にもなっている実態があるとして、SNSなどの使い方について注意を呼びかけています。