不適切な保育で改善指導 東京 江戸川区

東京 江戸川区にある保育園で、1人の保育士が園児の腕を引っ張って脱臼させるなど不適切な保育を行っていたとして、区はこの保育園に改善指導を行いました。

改善指導を受けたのは、江戸川区松島にある認可保育園「ほほえみ保育園」です。

区によりますと、先月24日、園児の保護者から「子どもが保育士に腕を引っ張られた。痛みを訴えて受診したら、左ひじが脱臼していた」と区に連絡がありました。

区は、児童福祉法に基づいて立ち入り検査を行い、聞き取りなどを行ったところ、寄せられた情報どおり、保育士が園児の腕を引っ張ったことが確認されたということです。

このほか、この保育士が、給食を食べるのが遅い園児を1人残して壁に向かって食べさせたり、泣いた園児を廊下に出したりと、4件の不適切な保育が確認されたということです。

区は7日付けで、園を運営する社会福祉法人に改善指導を行ったということで、江戸川区は「再発防止に加え、保育の質の向上のため保育内容の点検をしていく」としています。