会場となったガザ地区南部のハンユニスには7日、難民の子どもたちおよそ500人が集まり、パレスチナの伝統的な衣装に身を包んだ女の子が「ダブケ」と呼ばれる踊りなどを披露しました。
そして、日本の国旗をイメージしたデザインなど自分たちで描いた色とりどりのたこを空高く揚げ、被災地のさらなる復興を願いました。
東日本大震災12年 パレスチナ・ガザ地区で復興願いたこ揚げ
東日本大震災からまもなく12年となるなか、中東パレスチナのガザ地区で難民の子どもたちが毎年恒例となっているたこ揚げを行い、被災地のさらなる復興を願いました。
この催しは、パレスチナ難民を支援する国連機関UNRWAの呼びかけで2012年に始まり、新型コロナの影響で中止となった2020年を除き、毎年、行われています。


12歳の女の子は「日本の子どもたちの幸せや成功、それに日本の人たちが平和に安全に暮らせることを願っています」と話していました。
UNRWAガザ事務所のトーマス・ホワイト所長は「毎年行われるこの行事は日本とガザの連帯を示すものだ。自由に域外に行くことができないガザの子どもたちにとって日本を知ることができる貴重な機会にもなっている」と話しています。
UNRWAガザ事務所のトーマス・ホワイト所長は「毎年行われるこの行事は日本とガザの連帯を示すものだ。自由に域外に行くことができないガザの子どもたちにとって日本を知ることができる貴重な機会にもなっている」と話しています。