このうち、9価HPVワクチンはこれまで接種回数は3回とされていましたが、7日に開かれた厚生労働省の専門家で作る分科会で、4月から開始される定期接種では、15歳未満の女性は2回とする方針を決めました。
具体的には、15歳の誕生日よりも前に1回目の接種を行ったうえで、5か月以上あけて2回目を接種します。
15歳と16歳の女性は3回の接種が必要となります。
厚生労働省は今後リーフレットを改定したうえで、自治体などに周知を進めていくことにしています。
子宮頸がん「9価HPVワクチン」15歳未満は2回接種 4月から開始
子宮頸がんなどを防ぐためのHPVワクチンのうち、高い感染予防効果があるとされる9価HPVワクチンについて、厚生労働省の専門家による分科会は、これまで3回とされていた接種回数を、4月から開始される定期接種では15歳未満は2回とする方針を決めました。
HPVワクチンをめぐっては、小学6年生から高校1年生までの女性を対象に、2種類のウイルスの感染を防ぐ「2価」のワクチンか、それらを含む4種類を防ぐ「4価」のワクチンで無料の定期接種が行われていて、ことし4月からは「9価」のワクチンも追加されます。
