「びわ湖開き」春の観光シーズン 幕開け告げる 大津

春の観光シーズンの幕開けを告げる恒例の「びわ湖開き」が大津市で行われました。

「びわ湖開き」は大津市の観光協会などが、観光客や観光船の安全を願って毎年、この時期に行っています。

ことしは3年ぶりに出席者をコロナ前とほぼ同じ規模に戻し、大勢の観光客も集まりました。

式典ではNHKの連続テレビ小説「舞いあがれ!」でヒロインの大学の先輩を演じる俳優の高杉真宙さんが観光船の1日船長に任命されました。

高杉さんは「まだまだ新型コロナで気を遣わなければならないことも多いが、皆さんがびわ湖でたくさん楽しめるようになればいいなと思います」とあいさつしました。

このあと、高杉さんが出航の合図となるドラを3回鳴らし、観光船やクルーザーなど30隻の船が沖に出てびわ湖をパレードしました。
そして、高杉さんが「春の扉を開く」という意味が込められた長さ1メートル70センチの「黄金の鍵」をびわ湖に投げ入れ、観光シーズンの安全を願っていました。

4日は時折、青空も見える穏やかな天気で、船に乗った人たちは湖面を眺めたり写真を撮ったりして早春のびわ湖を楽しんでいました。