
ワグネル「バフムトを包囲した」 ウクライナは徹底抗戦の構え
ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシア側は3日、東部ドネツク州にあるウクライナ側の拠点、バフムトを包囲したと強調し、ウクライナ側に撤退を促しました。これに対しウクライナのゼレンスキー大統領は「いま、敵を撃退することが今後の防衛作戦を成功させるための条件だ」と述べ、徹底抗戦の構えを改めて示しました。


ロシア側は、ウクライナ東部ドネツク州の掌握に向けて、ウクライナ側の拠点、バフムトへの攻撃を強めていて、ロシアの民間軍事会社ワグネルの代表、プリゴジン氏は3日、SNSで「ワグネルの部隊はバフムトを実質的に包囲した。残された道路は1つだけだ」と強調し、ウクライナのゼレンスキー大統領に部隊を撤退させるよう促しました。

これに対しゼレンスキー大統領は3日、公開した動画で「いま、敵を撃退することが今後数か月の防衛作戦を成功させるための条件だ。粘り強く勇敢に任務を遂行し、バフムトを守っている部隊の1人1人に感謝する」と強調し、徹底抗戦を続ける構えを改めて示しました。
また、ゼレンスキー大統領は3日、西部の都市リビウでアメリカやイギリス、それにEU=ヨーロッパ連合などの法務当局のトップやICC=国際刑事裁判所のカーン主任検察官らを招いた会合に出席し「すべての罪が法に基づいて裁かれることこそ真の正義だ」と述べ、ロシア軍による虐殺や人権侵害の責任を追及していく決意を示し、各国にいっそうの協力を求めました。
また、ゼレンスキー大統領は3日、西部の都市リビウでアメリカやイギリス、それにEU=ヨーロッパ連合などの法務当局のトップやICC=国際刑事裁判所のカーン主任検察官らを招いた会合に出席し「すべての罪が法に基づいて裁かれることこそ真の正義だ」と述べ、ロシア軍による虐殺や人権侵害の責任を追及していく決意を示し、各国にいっそうの協力を求めました。