経団連 十倉会長 マスク着用 “個人の主体性重んじればいい”

経団連の十倉会長は、今月13日からマスクの着用が個人の判断に委ねられることについて、個人の主体性を重んじればよいとしたうえで「刻々と周りの影響を受けて変化していく」との見通しを示しました。

十倉会長は3日、福岡市内で記者会見し、今月13日からマスクの着用を個人の判断に委ねるとする政府の方針について、「個人の主体性を重んじればいいのではないか。気になる人はマスクをするが、刻々と周りの影響を受けて変化していく」と述べ、徐々にマスクを外す人も増えていくのではないかとの見通しを示しました。

また、5月8日に新型コロナの感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行されることについて、「ウィズコロナになり、しかも2類から5類に変更することになって、観光や飲食の需要が高まり、外国人旅行者も復活してくる」と述べ、景気回復の後押しになるとの見方を示しました。

ただ、景気回復の足かせとして人手不足の問題を挙げ、インバウンド需要を取り込むためにも国を挙げてデジタル技術の導入や規制緩和に取り組むべきだと呼びかけました。