林外相 アフリカ連合の議長国外相と会談 ウクライナ情勢で連携

インドを訪れている林外務大臣は、インド洋の島国で、AU=アフリカ連合の議長国を務めるコモロのドイヒール外相と会談し、ウクライナ情勢をめぐる事態の早期解決に向けて連携することで一致しました。

林外務大臣とコモロのドイヒール外相の会談は日本時間の3日午後、インドの首都ニューデリーでおよそ50分間行われました。

この中で林大臣は先月、国連総会で採択されたウクライナでの永続的な平和などを求める決議に、コモロが賛成したことを歓迎したうえで、ロシアに対して国際社会全体が、明確なメッセージを示すことが重要だという考えを示しました。

これに対しドイヒール外相は、ウクライナ情勢はアフリカにも影響を与えており、AUの議長国として確固とした立場で対応したいという認識を示し、両外相は事態の早期解決に向けて連携することで一致しました。

さらに、ともに海洋国家として漁業や廃棄物の管理などの分野で協力するほか、G7=主要7か国とAUのそれぞれの議長国の立場を踏まえ、連携強化を図ることを確認しました。