立民 泉代表 首相ウクライナ訪問 事前報告なくても容認の考え

岸田総理大臣がウクライナ訪問の検討を続けていることをめぐり、慣例どおり事前に国会に報告すべきだとしていた、立憲民主党の泉代表は、3日、その後の与野党の発言を踏まえ、事前報告がなくても容認する考えを示しました。

岸田総理大臣が検討しているウクライナ訪問をめぐっては、海外出張を事前に国会に報告する慣例があることなどから、情報保全が難しいとして、安全確保への懸念が出ています。

これについて、立憲民主党の泉代表は先月25日、記者団に対し、「国会の了承を得て堂々と行くのもひとつの姿ではないか」と述べ、事前に国会に報告すべきだという認識を示しました。

ただ3日の記者会見で、泉代表は、その後の状況の変化に触れ、「訪問は当然止めるものではない。与野党ともに、国会の事前承認がマストではないという話になってきていて、事後報告でもよいという発言が出ている」と述べ、国会への事前の報告がなくても訪問を容認する考えを示しました。