孤独や孤立の問題 対策強化の推進法案 閣議決定

孤独や孤立の問題への対策を強化するため、政府は、総理大臣を本部長とする推進本部を設置し、具体的な目標を盛り込んだ「重点計画」を作成することなどを定めた新たな法案を、3日の閣議で決定しました。

長引くコロナ禍の影響で、孤独や孤立の問題が一層深刻になっているとして、政府は、3日の閣議で、対策を強化するための「孤独・孤立対策推進法案」を決定しました。

法案は、社会のあらゆる分野で対策を推進することや、当事者や家族の立場に立った支援を継続的に行うことを基本理念としています。

そして、対策を策定して実施することを国や自治体の責務と位置づけ、内閣府に総理大臣を本部長とする「孤独・孤立対策推進本部」を設置し、対策の具体的な目標や達成期間を盛り込んだ「重点計画」を作成することなどを定めています。

政府は、今の国会で法案の成立を目指すことにしています。