この影響で、川越線は大宮駅と川越駅の間でおよそ3時間にわたって運転を見合わせ、このかん、2つの車両のあわせて200人ほどの乗客が車内に閉じ込められた状態となりました。
3日午前1時すぎに運転を再開し、JR東日本によりますと、体調の悪くなった人などはいなかったということです。
川越線は、一部を除き多くが単線で、通常は、駅など特定の地点で上下線がすれ違う運行をしているということで、JRがトラブルの原因を調べています。
JR川越線 単線に上下線の電車が進入 約3時間乗客が閉じ込め
2日夜、JR川越線で、単線の線路上に上りと下りの車両が互いに近づいて停止するトラブルがありました。およそ3時間、乗客が車内に閉じ込められた状態となり、JRがトラブルの原因を調べています。
2日夜10時前、JR川越線の、さいたま市の指扇駅と川越市の南古谷駅の間で、いずれも10両編成の上りと下りの車両が、およそ数百メートルまで互いに近づき停止するトラブルが起きました。

乗客「1時間半くらい乗ったまま」

埼玉県川越市の川越駅では、JR川越線のトラブルの影響でタクシーで帰宅する人の姿が見られました。
JR川越駅でタクシーを待っていた、仕事帰りだという20代の男性は「大宮方面に向かう列車に乗っていましたが、川越駅から南古谷駅の間で動かなくなり、1時間半くらい乗ったままでした。なかなか進まないので列車の外に出て、帰宅のためのタクシーを30から40分程度待っています。あしたも仕事ですが、帰宅が遅くなり、仕事に多少影響が出てしまうかもしれないです」と話していました。
JR川越駅でタクシーを待っていた、仕事帰りだという20代の男性は「大宮方面に向かう列車に乗っていましたが、川越駅から南古谷駅の間で動かなくなり、1時間半くらい乗ったままでした。なかなか進まないので列車の外に出て、帰宅のためのタクシーを30から40分程度待っています。あしたも仕事ですが、帰宅が遅くなり、仕事に多少影響が出てしまうかもしれないです」と話していました。
目撃した男性「JRの担当者が慌ただしい様子で作業」

電車が向かい合って接近していた様子を目撃したという現場近くに住む10代の男性は、「両方の電車には乗客が乗っていましたが、救急車などは来ず、乗客は席に座っていたり、スマートフォンを使ったりしていて慌ただしさはなかったです。川越線は風で遅れがちですが、電車が向かい合うような、このように事故寸前のレベルはなかなか無いことだと思う」と話していました。
また、「JRの担当者が緊急のサイレンを鳴らして車で現場に到着して、真っ暗な中で慌ただしい様子で作業していました。担当者は踏切の制御装置を手動で制御しながら電車を動かしていました」と話していました。
また、「JRの担当者が緊急のサイレンを鳴らして車で現場に到着して、真っ暗な中で慌ただしい様子で作業していました。担当者は踏切の制御装置を手動で制御しながら電車を動かしていました」と話していました。