れいわ新選組の議員2人厳重注意へ 衆院本会議採決で不規則発言

新年度予算案の衆議院本会議での採決の際、れいわ新選組の2人の議員が、壇上で不規則発言をしたため、議院運営委員会は、院の秩序を乱す行為だとして、厳重注意とすることを決めました。

れいわ新選組の大石共同代表と櫛渕共同代表は、2月28日の衆議院本会議で新年度予算案の採決の際、ゆっくり歩いて時間を稼ぐ「牛歩戦術」を展開し、細田議長から速やかな投票を何度も求められたほか、大石氏が「この愚か者めが」と叫ぶなど、2人は壇上で不規則な発言をしました。

これについて、3月2日の議院運営委員会の理事会で、与野党は「不規則な発言は院の秩序を乱す行為だ」として、山口委員長が近く2人に対し、厳重注意を行うことを決めました。

れいわ新選組をめぐっては、去年2月の衆議院本会議での予算案採決でも、山本代表ら3人が壇上で不規則な発言をして、厳重注意を受けています。

一方、2日の理事会では、政府が2月、国会に提示した、日銀の黒田総裁の後任として経済学者の植田和男氏を起用する人事案について、与党側が来週9日の本会議で採決したいと提案し、野党側は、持ち帰って検討する考えを伝え、調整することになりました。