富山湾のホタルイカ漁は毎年3月1日が解禁日です。
例年、富山県内で水揚げ量が最も多い滑川漁港では、1日朝4時ごろ、大小6隻の漁船が沖合に仕掛けた定置網に向けて出発しました。
定置網に到着して漁業者が網を引きあげると、体長数センチの青白い幻想的な光を放つホタルイカが姿を見せました。
1日、朝の漁は6か所の定置網でおよそ2時間行われましたが、水揚げは59匹にとどまりました。
滑川漁港によりますと、初日の水揚げ量は年によってばらつきがありますが、統計がある平成20年以降では最も少なく、記録的な不漁だということです。
このあと漁港で行われた入札では、この59匹が1万1000円で落札され、初日としては高値での取り引きでした。
富山 ホタルイカ漁が解禁 初日の水揚げは59匹 記録的な不漁に
富山湾に春の訪れを告げるホタルイカ漁が3月1日に解禁されましたが、初日の水揚げは59匹にとどまり、記録的な不漁となりました。


滑川漁業協同組合の水橋一仁副組合長は「わずか59匹と残念な結果になりました。去年の初日は50キロだったので、今シーズンはとても心配ですが、水温が上がればホタルイカも来ると思うので、今後に期待したいです」と話していました。
富山湾のホタルイカ漁は、3月中旬から5月中旬にかけて最盛期を迎えます。
富山湾のホタルイカ漁は、3月中旬から5月中旬にかけて最盛期を迎えます。