WBC 栗山英樹監督 “名将の教えを胸に” 世界一目指す

WBC=ワールド・ベースボール・クラシックが3月8日に開幕します。
2009年以来の世界一を目指す日本代表。大谷翔平選手やダルビッシュ有投手を擁するチームを率いるのが栗山英樹監督です。日本ハムの監督時代、大谷選手を投打の二刀流の選手として育てました。

栗山監督は、ある名将の教えを胸に大会に臨みます。

“バイブル”のノート

栗山監督にはバイブルとしているノートがあります。
スポーツキャスターとして活動していたときに入手した、野球のすべてが詰まったノートです。

(栗山英樹監督)
「野球のすべてを一定の型にあてはめることはできない。一番の序。序章の序なんで。これは神様からのプレゼントだと思いました」
ノートを書いたのは三原脩さん。

日本一4回。監督通算歴代2位の1687勝を挙げた名将です。
常識を覆す「三原マジック」と呼ばれるさい配で、50年以上も前に二刀流での選手起用にも挑戦していました。

三原さんの教えを胸に

栗山監督は尊敬してやまない三原さんの命日を前に毎年墓を訪れます。

指揮を執るWBC。

三原さんならどう戦いますかと問いかけました。

(栗山英樹監督)
「苦しくなったときに、そこで打つ手がみんながマジックと思えるような、起死回生の方法論が必ずあるはずなんで、それを考え続けなさいということだと」
2月、WBC本番に向け三原さんの文章を読み込む栗山監督の姿がありました。

『僅差のゲームで「シノギ」を削る場面は、監督がその全能力を投入する時』

(栗山英樹監督)
「1つ1つの場面に最良の手段を尽くして勝とうとすれば、当然そこに監督の非情と冷厳さが要求される。勝つためには誰にも遠慮があってはならない。それをしないと、WBCで勝てないですよ、いいですか」
史上最強との呼び名も高い日本代表を率いる栗山監督。

その重圧を受け止め、三原さんの教えとともに、世界一へ挑みます。

(栗山英樹監督)
「(三原さんに)逆に背中を押してもらったというか。やっぱり先人の言葉に救われるんで。野球界の先輩が日本野球をここまで作ってくれた、その緻密さとか考え方を使わせてもらって戦う。もうそれだけ」
このノートに書かれた三原さんのメッセージ。

そして、そのことばを受け止め栗山監督はどう戦うのか。

どんなマジックを見せてくれるか。

2009年以来の世界一を目指す戦いが、いよいよ始まります。

【NHK放送予定】「プロ野球 マジックの継承者たち」

【放送日時】
▽総合:3月5日(日)午後5時10分~
▽BS1:3月8日(水)午後9時10分~

【出演】
栗山英樹 / 渡辺謙