安定的な皇位継承の在り方 “国会の議論踏まえ対応” 官房長官

安定的な皇位継承の在り方をめぐり、岸田総理大臣が自民党の党大会で「先送りの許されない課題だ」と述べたことに関連し、松野官房長官は、政府としては国会での議論の結果を踏まえて、必要な対応を行う考えを示しました。

安定的な皇位継承の在り方をめぐっては、現在、各党が去年1月の政府の有識者会議の報告書をもとに議論を進めていて、岸田総理大臣は、26日に開かれた自民党の党大会で「先送りの許されない課題であり、国会での検討を進めていく」と述べました。

これについて、松野官房長官は午後の記者会見で「国会は安定的な皇位継承を確保するための方策について、現在、衆参両院の議長のもとで検討が行われていると承知している」と述べました。

そのうえで「岸田総理大臣の発言は、自民党総裁としてのものだと承知しているが、政府としては国会での議論の結果を踏まえて、必要な対応を行っていきたい」と述べました。