総会では、国の食料問題を完全に解決するとした去年からの「新時代の農村革命」の事業を総括し、「現段階での切迫した課題や、解決に向けた方策が討議・決定される」としています。
韓国統一省は、北朝鮮の一部の地域で餓死者が出ているとの見方を示していて、韓国の通信社、連合ニュースは今回の開催について専門家の話として「食料事情が切迫していることを示している」と伝えています。
総会は27日、2日目が開かれる見通しで、北朝鮮指導部としては、食料事情を中心に、国民生活の改善に取り組む姿勢をアピールするものとみられます。
北朝鮮 異例の党総会で農業政策を議論 食料事情の悪化が背景か
北朝鮮は、年末以来となる朝鮮労働党の中央委員会総会が26日から始まり、農業政策が主に議論されると発表しました。北朝鮮が党の総会を2か月間で2回開催するのは異例で、食料事情の悪化が背景にあるのではないかとの見方が出ています。
北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が出席し、朝鮮労働党の重要政策を決定する中央委員会総会が26日始まったと総会の映像とともに27日、伝えました。
