次亜塩素酸ナトリウム入った水を提供か 3人軽症 大阪のホテル

26日夜、大阪 泉佐野市にあるホテル内の飲食店で、消毒用の薬剤が入ったとみられる水が客に提供され、3人が病院に搬送されました。3人はいずれも軽症で帰宅したということで、ホテルが当時の状況を調べています。

26日午後7時半ごろ、大阪 泉佐野市の「関西エアポートワシントンホテル」の従業員から「誤って消毒用の次亜塩素酸ナトリウムが入った水を客に提供し、客が体調不良を訴えている」と消防に通報がありました。

消防によりますと、当時は87人の団体客がホテル内の飲食店で会食をしていて、ピッチャーで提供された水を飲んだ16人のうち、11歳と14歳を含む3人が体調不良を訴え、病院に搬送されたということです。

いずれも症状は軽く、ホテルによりますと、3人とも帰宅したということです。

ホテルの担当者によりますと、飲食店では日頃、次亜塩素酸ナトリウムが混ざった水をぞうきんなどの消毒に使っていますが、食器の消毒には使っていないということです。

また、作業場には、次亜塩素酸ナトリウムが混ざった水が出る専用の水栓があるということです。

ホテルでは、この消毒用の水が客に提供された可能性もあるとみて、当時の状況を調べています。