新年度予算案 あす衆議院通過めぐり与野党協議大詰めへ

新年度予算案をめぐり、与党側は年度内の成立を確実にするため、28日に衆議院を通過させたいとしていますが、野党側は27日の集中審議を踏まえ判断したいとしていて、与野党間の協議が大詰めを迎えます。

新年度=令和5年度予算案を審議している衆議院予算委員会では27日、岸田総理大臣が出席して集中審議が行われ、ウクライナ情勢や少子化対策などをめぐって、与野党の論戦が行われる見通しです。

与党側は、年度内の成立を確実にするため、28日に委員会で予算案を採決して可決させたあと、その日のうちに本会議でも採決を行って、衆議院を通過させたい考えです。

これに対し、野党側は、採決日程は27日の集中審議での岸田総理大臣の答弁内容などを踏まえ判断したいとしていて、与野党間の協議が大詰めを迎えます。

一方、参議院では27日、先週の衆議院に続いて、日銀の黒田総裁の後任の候補者として政府が提示した経済学者の植田和男氏に対する所信聴取と質疑が、議院運営委員会で行われます。