性感染症の梅毒が急増 来月 無料の検査会場設置へ 東京都

東京都は、梅毒の感染者が急増していることから、来月、都内で無料の検査会場を設けて、不安な人には検査を受けるよう呼びかけています。

梅毒は主に性的な接触によって広がる細菌性の感染症で、薬で治療できますが、治療せずに放置すると深刻な症状を引き起こすこともあります。

去年、東京都内で梅毒に感染が確認されたのは男女合わせて過去最多となる3677人と10年前のおよそ12倍となっていて、感染者が急増しています。

このため都は、来月、都内の4か所に無料の検査会場を設けることにしました。

具体的には
▽3日は午後1時半から5時半まで新宿区の「東京都健康プラザハイジア」で
▽7日は午後5時半から9時半まで墨田区の「すみだ産業会館」で
▽11日は午後4時半から8時半まで立川市の「立川商工会議所」で
▽16日は午後1時半から5時半まで多摩市の「パルテノン多摩」で検査が受けられます。

このうち、3日の新宿での検査は女性のみの受け付けとなっています。

検査を受けるにはインターネットや電話での事前予約が必要ですが、名前や住所は不要で、検査当日に結果を知ることができるということです。

都は早期発見と治療のために不安な人には検査を受けるよう呼びかけています。