1月 デパート売り上げ 前年同月15.1%上回る 11か月連続プラス

全国のデパートの売り上げの回復が続いています。日本百貨店協会がまとめた先月の売り上げは4311億円余りで、既存店どうしの比較では、前の年の同じ月を15.1%上回り、11か月連続のプラスとなりました。

行動制限がなかった年始の買い物客の増加が目立ち、生鮮食品が5か月ぶりにプラスに転じたほか、手土産の菓子や防寒用のコートなどが好調でした。

さらに、外国人旅行者によるインバウンド需要も後押しし、海外からの買い物客数は、前の年の同じ月のおよそ20倍に増え、免税品の売り上げはおよそ4.3倍に増えています。

また、10都市以外の地域でも、売り上げが前の年の同じ月を6.2%上回り、3か月ぶりにプラスに転じています。

日本百貨店協会は「足元では、コロナ禍前の2019年とほぼ同じ水準まで戻ってきている。インバウンドもそう遠くない将来に中国からの客が戻ると予想している」と話しています。