性別を理由にした無意識の思い込み 具体例を動画で紹介 東京都

「男は仕事、女は家事」といった性別を理由にした無意識の思い込みに気付いてもらおうと、東京都は具体的な事例を動画で紹介する取り組みを進めています。

都は、「男だから」や「女だからこうあるべきだ」など、性別を理由にした無意識の思い込み「アンコンシャスバイアス」が個人の活躍を阻むことがないよう、具体的な事例をショート動画で伝える取り組みを進めています。

今回、都は動画作品を募集し、優秀賞に選んだ4作品を都のホームーページなどで公開しています。

このうち、単身赴任をテーマにした作品では、友人から「親が単身赴任する」と聞いた主人公が、「お父さんはどこ行くの」と聞いたところ、「お母さんのほうだ」と返されて、驚く姿が描かれています。
また、子どもの遊びをテーマにした作品では、子どもたちに折り紙をあげようと、「男の子は青の手裏剣を、女の子はピンクのリボンを取ってね」と呼びかけると、「ピンクの手裏剣はないの」と子どもから尋ねられて、自身の思い込みに気付く様子が表現されています。

都の担当者は「無意識の思い込みは誰もが持っているものなので、自分の言動を振り返ることが大切だ。動画を通じて、性別にかかわらず誰もが活躍できる社会にしたい」としています。