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ウクライナから避難の留学生「平和になればすぐ帰りたい」埼玉

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年となる中、日本に避難している埼玉大学のウクライナ人の留学生は「家族がつらいときに一緒にいられないのは悔しい。平和になったらすぐに帰りたい」と、現在の思いを語りました。
ウクライナ南部のオデーサ出身のアンナさん(22)は、首都・キーウの大学で日本語や日本文化を学んでいましたが、軍事侵攻が始まったため、去年3月、日本に避難してきました。

もともと翌月の4月から8月までの5か月間、埼玉大学に留学することが決まっていましたが、戦況の緊迫が続く中、留学期間を半年間延長せざるを得なくなりました。

アンナさんはオデーサに残る両親や妹を心配して、頻繁に連絡を取り合っていますが、現地は停電が多いため電話で話すことを控えて、メッセージのやり取りだけで済ませることも多いということです。

軍事侵攻の長期化で、オデーサにいる家族には防空警報のサイレンに慣れてしまった様子も見受けられ、アンナさんはかえって心配になるといいます。

アンナさんは「戦争がこんなに長くなると誰も思っていなかったと思います。早く終わらせてほしいという気持ちが強いです。家族がつらいときに一緒にいられないのは悔しいです」と話しています。
今のアンナさんの心の支えは、故郷のオデーサで日本語の教師になる夢をかなえることで、毎日の日本語の勉強が励みになるといいます。

しかし、1年がたっても軍事侵攻の終結のめどが一向に見えない中、アンナさんは家族の勧めもあって今月、さらに半年間、留学期間を延長することを決めました。

アンナさんは「日本からいろいろな支援を受けていますが、今後どうなるのか不安です。平和になったらすぐに帰りたい」と話していました。

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