プーチン大統領 中国 王毅政治局委員と会談 首脳会談に意欲

ロシアのプーチン大統領は22日、ロシアを訪問中の中国で外交を統括する王毅政治局委員と会談しました。

会談の冒頭、プーチン大統領は「ロシアと中国の関係は計画どおりに発展していて、新たな領域に到達している。2024年までに中国との貿易高は2000億ドルに達すると信じている」と述べ、両国間の連携が強化されていると強調しました。

そのうえで「習主席がロシアを訪問するのを待っている。われわれは以前からこの件で合意している」と述べ中国で来月に予定されている全人代=全国人民代表大会が終わった後にロシアで首脳会談を開催することに意欲を示しました。

また王氏は「現在の国際情勢は厳しく複雑だが、両国の関係は成熟し、強じんで安定している。両国のパートナーシップはいかなる第三者からも妨害や挑発を受けず、脅迫や圧力にさらされることはない」と強調しました。

ロシアとしては対立するアメリカをにらんで中国との関係強化を図りたい考えです。