まるでねこの頭? 縄文時代の土製品 愛称は「じょもにゃん」に

福島県郡山市の縄文時代の遺跡から見つかり「ねこの頭」のようにも見えるユニークな形がSNSなどで話題になった土製品の愛称が「じょもにゃん」に決まりました。

この土製品は、幅6センチ・長さ5センチ・厚さ4センチほどの手のひらにのるサイズで、郡山市西田町鬼生田にある縄文時代の遺跡から、今から23年前の2000年に見つかりました。

その後、福島県立博物館で4年前に開かれた展示会で「ねこの頭」のようなユニークな形が注目され、SNSなどで話題となったことから、遺跡の出土品を管理している大安場史跡公園が愛称を募集したところ、国内外から3800件余りの応募が寄せられたということです。

そして「にゃん・にゃん・にゃん」の語呂合わせで「猫の日」とされる2月22日、午後2時に審査結果が発表され、愛称は「じょもにゃん」に決まりました。

公園によりますと、縄文時代とねこの鳴き声をかけあわせた点や、かわいらしさ、音の響きなどが高く評価されたということです。

愛称が「じょもにゃん」に決定したことについて、大安場史跡公園は「これを機会に多くの方が歴史や考古学に目や耳を傾けてほしい」とコメントしています。