3~5月は全国的に気温高く 夏も厳しい暑さに 気象庁長期予報

気象庁は、来月以降の長期予報を発表しました。来月からの3か月は全国的に気温が高くなるほか、6月から8月の夏の気温も平年並みか高くなると予想され、厳しい暑さになりそうです。

気象庁が21日発表した長期予報によりますと、来月からの3か月の平均気温は、寒気の影響を受けにくくなるため、
▽北日本と東日本、西日本で「高い」、
▽沖縄・奄美で「ほぼ平年並み」と予想されています。

その後、6月から8月の夏の時期は、
▽北日本と東日本、西日本で「平年並みか高い」、
▽沖縄・奄美では「ほぼ平年並み」と予想され、ことしも暑さの厳しい夏になりそうです。

理由について気象庁は、地球温暖化のほか、南米・ペルー沖の海面水温が平年より低くなる「ラニーニャ現象」の影響で、太平洋と大陸にある高気圧の北への張り出しが強まり、暖かい空気に覆われやすくなるためだとしています。

また、来月以降の降水量は、梅雨の時期を含め全国的に「ほぼ平年並み」と予想されています。

気象庁異常気象情報センターの楳田貴郁所長は「今後、高温の傾向が予想されているので、熱中症の対策への心構えをもっておいてほしい」と話していました。