基地の食堂で代金支払わず5か月食事 海自の自衛官 停職6か月

神奈川県の海上自衛隊厚木航空基地に所属する50代の自衛官が、およそ5か月にわたり、基地の食堂で代金を支払わずに食事を食べ続けていたとして、停職6か月の懲戒処分を受けました。

懲戒処分を受けたのは、海上自衛隊厚木航空基地の厚木航空基地隊に所属する50代の2等海曹です。

海上自衛隊によりますと、2等海曹は2020年4月から9月にかけて、基地の中にある食堂で代金を支払わずに合計121食、およそ4万5000円相当の食事をしたということです。

食堂では、業務の必要性から基地の中に住む隊員は申請すれば無料で食事ができ、外に住む隊員は申請して料金を払うと食事ができる仕組みになっていました。

この2等海曹は基地の外に住んでいたにもかかわらず、代金を支払わずに食事を続けていたということです。

内部通報がきっかけで明らかになり、2等海曹は「大変申し訳なく思う。いかなる処分も受けたい」と話しているということです。

海上自衛隊は20日、停職6か月の懲戒処分にしました。

海上自衛隊厚木航空基地厚木航空基地隊司令の袴田重征1等海佐は「今回の事案を重く受け止め、再発防止を図ります」とコメントしています。